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腰痛の原因を検査する検査である大腿神経伸長テスト(FNS )(Femoral nerve stretch test )についてです。背骨近くの神経根の異常、障害を検査、調べます。異常が見つかれば腰椎椎間板ヘルニアが疑われることになります。

大腿神経伸長テスト(FNS )と座骨神経

腰椎椎間板ヘルニアに関係している大腿神経の異常、障害を調べます。腰痛の人にとって大腿神経はそんなに聞いたことがないはずです。何故なら腰痛では、大腿神経よりも坐骨神経が有名だからです。

坐骨神経は

・第四腰神経
・第五腰神経
・第一仙骨神経
が中心です。

他にも

・第二仙骨神経
・第三仙骨神経
・第四仙骨神経
など、これらがまとまって坐骨神経を形成しています。

腰椎椎間板ヘルニアで代表的な第四腰神経、第五腰神経、第一仙骨神経はそれぞれの腰椎からでています。

第四腰神経は、第三腰椎と第四腰椎の間からでています。
第五腰神経は、第四腰椎と第五腰椎の間からでています。
第一仙骨神経は、第五腰椎と仙骨の間からでています。

坐骨神経の異常を調べる検査方法

坐骨神経の異常を調べる検査方法はいくつかあります。以下、参考までに記載しておきます。

腰痛の原因を調べる検査、SLR(下肢伸展拳上テスト)

腰痛の原因を調べる検査、変形SLR(straight leg raise) 

腰痛の原因を調べる検査(クラムテスト)

腰痛の原因を調べる検査(ウエルレッグレイズテスト)

腰痛の原因検査を自分で(SLR、バチェットルー、スランプ8、前屈)

などで調べることが出来ます。

大腿神経の部位は?

大腿神経は

・第二腰神経
・第三腰神経
・第四腰神経

から成り立っています。

第二腰神経は、第一腰椎と第二腰椎の間からでています。
第三腰神経は、第二腰椎と第三腰椎の間からでています。
第四腰神経は、第三腰椎と第四腰椎の間からでています。

大腿神経より坐骨神経が有名な理由

何故、大腿神経は腰痛や椎間板ヘルニアで有名ではなく、坐骨神経のほうが有名かというと腰椎椎間板ヘルニア、腰痛の原因になっていることが多いからです。腰痛の原因としてなぜ?坐骨神経を痛めやすいかというと
腰椎のかたちが関係しているからです。

腰椎は5つあります。大きく分けると上側と下側に分けることが出来ます。下側のほうが、大きく動くのです。大きく動くために、痛める危険が必然的に増えます。

腰椎の下のほうに坐骨神経はあり、腰椎の上のほうに大腿神経はあります。ですから、大腿神経を痛める腰椎椎間板ヘルニアは少ないのです。だから大腿神経はあまり馴染みがないのです。

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しかし、第二腰椎、第三腰椎、第四腰椎からなる大腿神経が関係する腰椎椎間板ヘルニアは存在しています。それを大腿神経伸長テストで調べるのです。

大腿神経由来の腰痛を調べる検査方法

検査方法は全部で3つあります。

1.腹臥位での基本的な方法

基本的な方法です。

顔は、検査をする側を向くようにします。
検査する人は、検査をする側の膝をゆっくり曲げていきます。
膝は曲げたまま、お尻は浮かないようにして、膝を上に持ち上げます。

・第二腰神経
・第三腰神経
・第四腰神経

膝を持ち上げることによって神経根を引き伸ばし、

・第二腰神経
・第三腰神経
・第四腰神経

の神経根が 圧迫によって、刺激されているのかどうかを検査します。通常は、鼠径部や股関節に痛みがでます。この場合はヘルニアではありません。大腿神経によるヘルニアが疑われる場合は太ももの前面に痛みが走るときです。第三腰神経(第二腰椎と第三腰椎の間)の神経根の異常、腰椎椎間板ヘルニアが疑われます。

脛(すね)の部分にまで痛みが広がるようであれば、第四腰神経(第三腰椎と第四腰椎の間)の神経根の異常、腰椎椎間板ヘルニアが疑われます。

2.腹臥位で変形を加えた方法

顔は、検査をする側を向くようにします。検査する人は、検査をする側の膝をゆっくり曲げていきます。膝は曲げたまま、お尻は浮かないようにして、膝を上に持ち上げます。この状態からさらに股関節の内転を加えます。内転というのはどうするかというと、挙げたままの膝を反対側の足のほうに向けて動かします。

太ももの外側に痛みが出るようであれば、外側大腿皮神経の刺激、圧迫が疑われます。1で行った通常の方法ではなく、2の内転を加えた方法では、外側大腿皮神経を引き伸ばし、刺激されているのかどうかを検査します。

3.側臥位、横向きに行う方法

検査をする側の足を上側にします。この場合、下側の股関節と膝をやや曲げることで姿勢を安定させます。側臥位、横向きになってもらい検査する人は、検査をする側の膝をゆっくり曲げていきます。膝は曲げたまま、お尻は動かないようにして、膝を後ろに動かして、太ももの前面を伸ばすように広げるようにします。

・第二腰神経
・第三腰神経
・第四腰神経

の神経根を引き伸ばし、

・第二腰神経
・第三腰神経
・第四腰神経

の神経根が 圧迫によって、刺激されているのかどうかを検査します。通常は、鼠径部や股関節に痛みがでます。この場合はヘルニアではないです。太ももの前面に痛みが走るようであれば、第三腰神経(第二腰椎と第三腰椎の間)の神経根の異常、腰椎椎間板ヘルニアが疑われます。

脛(すね)の部分にまで痛みが広がるようであれば、第四腰神経(第三腰椎と第四腰椎の間)の神経根の異常、腰椎椎間板ヘルニアが疑われます。うつぶせで行っていたものを、側臥位、横に寝て行う検査です。

大腿神経伸長テスト(FNS =femoral nerve stretch test )のことをProne knee bendingとも呼びます。両膝を曲げるテストのことは、腹臥位膝関節屈曲テストと呼びます。

以上が、大腿神経に関わる腰椎椎間板ヘルニアの検査についてです。

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