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腰痛の原因を調べる検査シリーズです。今回はダブルレッグレイズテストです。腰痛の原因が骨である腰椎によって引き起こされているのかを検査します。

第5腰椎の異常を検査

腰仙関節

ダブルレッグレイズテストについてです。腰椎の異常かどうかを検査します。腰椎の関節の異常を探す訳ですが、腰椎は全部で5つあります。ダブルレッグレイズテストでは腰椎の一番下側である第5腰椎の異常を検査します。

第5腰椎の上側には第4腰椎があります。第5腰椎の下側には仙骨があります。第5腰椎と第4腰椎の形状はそれほど大差はありません。仙骨は腰椎とはかなり形状に差があります。

仙骨の形状は逆三角形です。縦長の逆三角形です。左右のお尻の真ん中にある、肉のあまりついていない硬い骨の部分が仙骨です。腰椎と腰椎の間からは腰神経が出ています。仙骨は1つの骨のようですが、仙骨には第1~第5仙骨神経が出ています。第1~第5仙骨神経はそれぞれ下肢などの筋肉の運動や感覚を司っています。

アキレス腱反射

ダブルレッグレイズテストでは図の矢印の第5腰椎と仙骨の関節異常について検査します。第5腰椎と仙骨との関節は、腰椎と仙骨の関節なので腰仙関節と呼ばれています。

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第5腰椎と仙骨の間からは第1仙骨神経が出ており、
主に筋肉は足の親指を下に動かす筋肉を、
反射はアキレス腱反射を、
感覚は外くるぶし周辺から小指を支配しています。

ダブルレッグレイズテストの対象

ダブルレッグレイズテストをはじめる前に坐骨神経痛がないか?椎間板ヘルニアではないか?を検査する必要があります。

下肢伸展挙上テスト(straight leg raise )=SLR や変形SLR テストなどを行います。坐骨神経痛や椎間板ヘルニアがない人が基本的にはダブルレッグレイズテストの対象となります。そして鑑別をします。

ダブルレッグレイズテストの検査方法

検査する姿勢は背臥位です。仰向けになります。顔は天井にまっすぐ向けます。下肢伸展挙上テスト(SLR)やいくつかの坐骨神経痛、腰椎椎間板ヘルニアの検査を行い、痛みが腰椎周辺に限局されている場合には検査を続けます。また、下肢伸展挙上テストが陰性の場合にも検査を続けます。

そして、下肢伸展挙上テスト(straight leg raise )=SLRで痛みの出る角度を確認し記録します。陰性ですので70°以上はあるはずです。しかし高齢の場合やそのほかの疾患がある場合には70°以下でも陰性と考えて大丈夫です。

続いて患者の両足を一度に持ち上げ、痛みの出る角度を確認しもう一度記録します。

下肢伸展挙上テスト(straight leg raise )=SLR と両足を一度に持ち上げた時の二つの記録を比較します。

下肢伸展挙上テスト(straight leg raise )=SLRの角度より、両足を一度に持ち上げた時のほうが低い位置で痛みが発生した場合は陽性と判断されます。

陽性ですと腰仙関節の異常が疑われ、ダブルレッグレイズテストは腰仙関節の障害を見つけ出す非常に正確な検査法となります。

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